2010年11月08日

番外編 Beat The Boots





BTB-s.jpg

番外編 Beat The Bootsシリーズ

「この25年間オレは50枚ばかりのオフィシャル・アルバムを作ってきた。 
でも、小さなカセット・マシーンを持った連中が、その8倍ものアルバムを
どうやってか作ってしまい、それを売ってたんだな」Frank Zappa


シリーズ名Beat The Bootsの"Boots"とはBootleg(ブートレグ)の略。
元々は密造酒を意味し、ブーツに隠したことに由来している。

模倣や偽者の商品の総称 といっていいのかな・・・


音楽の場合は
簡単に言えば許可なくそのミュージシャンのCDなどを売ること。
複製、アウトテイク、未発表曲などなど。
コンサート会場に録音機を持ち込んで演奏を録音し、CDに焼いて売ってしまったりするのです。
勝手にリリースされたものなので当然ミュージシャンには売り上げは入ってきません(怒!)。

日本では少数の人達しかその存在を知りませんが、
アメリカでは規模からしてミュージシャンに損害を与えてしまうかも なんです(怒!)

1970年発売のローリング・ストーンズのライブアルバムGet Yer Ya-Ya`s Out!は
売れまくるLiver Than You`ll Ever Be対策として発売されたのだそう

liver than.jpg
ストーンズ初ブートレグといわれるLiver Than You`ll Ever Be。
Get Yer Ya-Ya`s Out!と同じ'69年のツアーの音源が収録されてました。
それにしても適当なジャケットだな



ビートルズのザ・ビートルズ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル!などもそう。 
ブートがオフィシャルを動かしてしまう規模になってしまうこともあるのです

ちなみに音源は全て隠し撮りとは限らず、ライブ会場関係者、ローディーなど
関係者がテープを横流ししたりすることもあるそうです 
ライン録音、サウンドボードなどと呼ばれるそれらは当然音質ヨシです。 
時によって正規盤を超えちゃう名盤(?)も生まれたりするのです 

これ等ブツはライブ録音のみならずスタジオでの録音テープからも流出します
ビーチボーイズの名作ペット・サウンズのレコーディングセッションを収録したアウトテイク集、
Pet Sounds SessionはやはりブートのLeggo My Ego対策としてリリースされたもの 
ボブ・ディランのブートレグシリーズもそう、
ビートルズのアンソロジー・シリーズなんかはもう有名ですね
でもコアなファンにとっては未発表曲What's the New Mary Janeは既に
有名曲でしたが。
遅すぎて樽底を漁る前に樽は空だったような・・


こんなもんどうやって商品化するのかっていうと
やっぱりスタジオ関係者の横流しやバンドによってはメンバーが流してたりとか・・・
ちょっとした小遣い稼ぎなんすかねえ


ブートについてはこのような御意見も・・
Q:「コンサート会場での隠し撮りなんて音が悪そう。 
 スタジオ物だって完成版じゃないでしょう? なんでそんなものを買う人がいるの?」

A:それはね
正規盤とはまた違う演奏を聴きたい とか
アルディメオラがZAPPAのステージに飛び入り、共演した とか
ZAPPAがライブでビートルズの曲を演奏した とか
Zappa/Beefheart/Mothersのワンコンサートものが聴ける とか
ライブ中に火事になる とか
それを見ていた人がハードロック定番の名曲を作った とか
ライブ中に暴動勃発!、テープレコーダーを持った人が会場から逃げる一部始終とか(聴きたいか?)
ラットトメイゴの元演奏 とか

そんなものが存在するとマニアはついつい聴きたくなってウズウズしてしまうもんです(悶悶)。

で、そんな貴重な音源をリリースされちゃうと、
ファンはうっかり買ってしまったり・・・ するものなのです。。。多分


「81年のRitzのライブ出てるのかあ これ買おう。 Clownz on Velvetかっこいいなあ

ああ なんだこれ!? よく見るとブートじゃん ゆるせないなあ(棒読み)」

こんな風に知らずのうちに購入してしまうかもしれないのです   

これはいけない。




有名どころのミュージシャンは今でも数多くのブートレグがリリースされ続けています
レッド・ツェッペリン、
ボブ・ディラン、
ビートルズ、
ローリング・ストーンズ・・・・

我らのFrank Zappaにも沢山の許可なし音盤、ブートレグが存在します

ブートについて頭を悩ましていたZAPPA、ついに直接行動に出る。
出回ってるブートレグのアルバムを正規盤で出しちゃいます  
もちろん制作者の許可はとらず(笑)


この為にZappaはRHINOというレーベルと共同で新レーベル「Foo-Eee」を設立。
foo-eee.jpg
 
アメリカ人Zappa研究家トム・ブラウンって人が中心になり出来のイイ(?)ブート8タイトルを選んで
ボブ・ストーンがちょい音をいじってリリースの運びになりました。

そのシリーズが"Beat The Boots" なのです

形態は
8タイトルをまとめたボックスセット。
BTB.jpg


バラのCD。

バラのアナログ盤。

なんと国内盤CDもリリースされました!(再発もされました)
こちらは当時の広告です
なんと大映とタイアップ企画
beat-the-boots-MSI-2.jpg
応募件を送ると雑派大魔神福袋がもらえるプレゼント企画。
大魔神のビデオも抽選でもらえたりしました!!  わあ うれし い な

大魔神はちょっと変でしたが
懇切丁寧なライナーノートが付いておりました。
さすがMSI

そんな訳でお次はビートザブーツシリーズ 第一弾はAs An Am。

Boot The Beatsは
iTunes Music Storeで絶賛発売中です
そちらで試聴出来ますのでpreviewはありません

訂正 Beat the boots です 素で間違えた 


ちなみに初心者の方には全くオススメ出来ません
正規のアルバムを全て聴いてなおかつまだZappaの新しいブツを
聴きたい場合のみ手を出しましょう。

posted by ゲイル(偽者) at 03:26| Comment(0) | 番外編 Beat The Boots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

番外編BTB As An Am 1991





BTB-ASANAM.jpg
As An Am 1991
雑派大魔神ニューヨークで憤激
Frank Zappa
(1LP / 1CD)


●どんなアルバムなのでしょう?
ブートレグ(海賊盤)を正規でリリースするビート・ザ・ブーツ シリーズ第一弾
1982年のドイツ、
1981年10月31日、ニューヨーク、パラディウムでのライブを収録したブートレグです




1.That Makes Me Mad
2.Young & Monde
3.Sharleena
4.Black Napkins
5.Black Page #2
6.The Torture Never Stops
  
iTunes storeでダウンロード販売しております



1はZappaが海賊盤について語ったインタビュー 
2はほとんどLet's Move To Cleveland
4.Black Napkins
Fade inして始まります 途中でfade outしていきます・・・ この後どうなっとんじゃー
5.ギターカッコヨイ でもエンディングまでちゃんと入れて欲しいよん
6.また一味違う拷問 のりのりだワ ちゃんとエンディングまで入ってます


・実はインプロ大会実況中継盤って感じで何気に好きだ
演奏してるメンバーも結構ハイになってるんじゃないかって気がする
特にブラック・ページのグルーヴ溢れるグチャグチャな演奏がGOOD!


・つー遂にBeat the bootsまで来ましたか。
業者も上手でBoot the beatという、Beat the bootsのコピー版が出現しまし
た。アーーっ、ややこしい。


posted by ゲイル(偽者) at 03:46| Comment(0) | 番外編 Beat The Boots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月09日

番外編BTB The Ark 1991





the_ark.jpg
The Ark 1991
雑派大魔神ボストンで立腹
Frank Zappa
(1LP / 1CD)

1.Big Leg Emma
2.Some Ballet Music
3.Status Back Baby
4.Valarie
5.My Guitar
6.Uncle Meat King Kong (Medley)

●どんなアルバムなのでしょう?
ブートレグ(海賊盤)を正規でリリースするビート・ザ・ブーツ シリーズ第二弾
1968年7月8日のライブを収録

iTunes storeで絶賛販売中



(´-`).。oO(わたしは実はこのThe Arkと'Tis The Season To Be Jelly、
YCDTOSA Vol.5の disc1、とApocayhっつーブートの disc1をジャズ好きの友達に貸したのだが、
その友達のCDもろとも盗難にあってしまったのでした。
'Tis The Season To Be Jellyは国内盤を買って返してくれたのだけど、それ以外は、、、、。

っつーかもってった奴! 返せ(怒!)!    
YCDTOSA Vol.5が一枚しか入っていなくて寂しい。。。
あ、それとお詫びってことでウェザー・リポートのCDもくれた。。。

んでThe Arkなのですが、カル・シュンケルの作風をパクったジャケットもそんなに変ではない 気持ち悪いが
'68年の音なのにそれほど悪くはなかったと思う。
しかしStatus Back BabyやBig Leg Emmaはチョい貧弱な音してたなぁ 
このバンドにはこういうの得意じゃないのかも。。

・Vol.2のブックレットで読んだんだけど、
「The Ark」ってザッパ本人が録音したテープが盗まれて
海賊盤になっちゃったらしいねえ。だから音がよい。
ザパも「海賊盤の中でも最悪のやり方だ」みたいなこと言って
怒ってましたよ。 


Big Leg Emma
Status Back Baby
歌物はフロ&エディ・マザーズに一日の長あり 

Some Ballet Music
Valarie
これはなんとも 微妙感はオリジナルマザーズならでは
My Guitar
Uncle Meat/King Kong (Medley)

・この肉コングメドレは最強。


それはそうとこのシリーズの邦題のおかげでよけい一般人に「ザパ=変人」の
偏見を植え付けたと思う。

・これはアルかも。 
大魔神のビデオプレゼントなんて余計だし。 
なんか変なことを売りにしよってところがあるね


音質は良いブートレグです
posted by ゲイル(偽者) at 01:48| Comment(0) | 番外編 Beat The Boots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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