2010年04月12日

You Can't Do That On Stage Anymore Sampler






48-YCDTOSA_sampler.jpg
You Can't Do That On Stage Anymore Sampler 1988
(国内盤なし)
Frank Zappa
(2LP)

この後リリースされるYou Can't Do That On Stage Anymoreシリーズのサンプラー。
ヴィニールでのリリースオンリーです。
(CDもあるらしいのですが・・・web上でも見たことありませ〜ん。
Barfko-Swillで、カセットテープの販売はしております)


サンプルですのでほとんどの曲がこれ以降出るオンステージシリーズに
収録されるものと同じですが3曲、ヴァージョンが違います。

・King Kong 短い編集。
・Dickie's Such An AssholeはYou Can't Do That On Stage Anymore Vol. 3と
若干ミックスが異なっています
・Cosmic DebrisはVol.3収録なのですが3とは違うショーのもののようです。

最近はあまり中古レコードを探しに行ったりしないので
今はどうなのかわかりませんが
かつては結構見かけたブツでした








このYou Can't Do That On Stage Anymoreシリーズは
この後CD2枚組でシリーズ6までリリースされます 
全部聴くと13時間以上

Zappa最初のバンド、ザ・マザーズ・オブ・インベンションから
1988年のバンドまで、各時代のいろんなバンドの
パフォーマンスが聴けます!

約20年の間にはかなりのメンバーの出入りがありました

すんごいファンキーなボーカリスト二人組み(しかも二人ともデブ)
酔っ払いなボーカリスト、
シャイな凄腕パーカッショニスト、
火山噴火ソロが得意なキーボード奏者、
複雑なギターソロも譜面に起こす人、
どんな譜面でも読む人、
普段Zappaのカセットテープで鞄がパンパンだった人、
あら珍しい 女性ボーカル、
なんだかとんでもないドラムを叩く人、
庭が欲しい人、

そんな方々が入り乱れて登場するYou Can't Do That On Stage Anymoreシリーズ。

ここで登場するバンドを 初心者さん用にカタカタ表記で。 おさらいしてみましょう






Freak Out! で書いたことの繰り返しになりますが
ZappaはバンドThe Mothers of Inventionでデビューします。

66-whiskeyAGoGo-2.jpg

このバンドは最初は5人くらいでのスタートでしたが
メンバーは次第に増えていきます。 
そして69年に解散します。
解散する頃は結構な大所帯でした。

これ以降も便宜上かマザーズ・オブ・インベンションやマザーズを名乗りますが
最初のマザーズ・オブ・インベンションは69年まで。
よく「オリジナル・マザーズ」という表記を見かけると思いますが
これは69年までのこのバンドを指します。



●The Mothers of Invention
通称:オリジナル・マザーズ
 1965-1969

You Can't Do That On Stage Anymore(長いので略してYCDTOSA)シリーズ
最古の音源は1965年頃の音源。 Vol.5に収録。
"ダウンタウン・タレント・スカウト"
曲だったかなんだったか忘れた、、というか
Disc1は盗難にあって手元に無いので覚えてませんが・・


必ずいるメンバーは
zappa68-small.jpg
もちろんフランク・ザッパ、

Roy.jpg
ロイ・エストラーダ Bass、

jimmy.jpg
ドラムのジミー・カール・ブラックの3人。

ray.jpg
ボーカルのレイ・コリンズは居たり居なかったり。

FreakOutでデビュー以前はこの4人を軸に
いろんなミュージシャンが加わったり離れたりします。

1965年(あたり)
フランク・ザッパ g,Vo
レイ・コリンズ vo.
ジミー・カール・ブラック Drums
ロイ・エストラーダ Bass
エリオット・イングバー g 後に脱退
(ちなみに面倒なんで書いてないけど、表記以外にも皆いろんな楽器をこなします)

1966mothers_small.jpg


1967年頃
ビリー・ムンディ Drums
ドン・プレストン keyboards
バンク・ガードナー woodwinds
イアン・アンダーウッド Key,winds
ジェイムズ"モーターヘッド"シャーウッド sax
加入

1967-fz-mothers of inve2.jpg

1968年頃
アート・トリップ percussion 加入

1968-2small.jpg

1969年頃
バズ・ガードナー Trampet
ローウェル・ジョージ guitar 加入後すぐに脱退
あのリトル・フィートのローウェル・ジョージです
YCDTOSA1ではローウェル在籍時の"Oh No"を聴くことが出来ます

1969年にこのオリジナル・マザーズは解散します


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1970年にホットラッツというバンドで少しツアー、
5月頃にマザーズ・オブ・インベンション再結成
どちらもYCDTOSAには未収録。
この再結成バンドがズービン・メータと競演した時に
楽屋を訪れたのが元タートルズのマーク・ボルマン、ハワード・ケイラン。 
彼らと意気投合し、バンドを組むことになりました。


●The Mothers マザーズ 1970-1971
通称:タートル・マザーズとかフロー&エディ・マザーズとか・・

FZ
マーク・ボルマン Vo.
ハワード・ケイラン Vo.
ジョージ・デューク keyboards,trombone
イアン・アンダーウッド keyboards,sax
ジェフ・シモンズ bass
エインズレー・ダンパー drums

70-mothers-small.jpg


ジョージ・デューク、ジェフ・シモンズは脱退
1971年からBassにジム・ポンズ、Keyboardにボブ・ハリス。

71-mothers-small.jpg

Zappa、12月にレインボーシアターで演奏中に暴漢に襲われ骨折。
ツアーは中止、バンドは消滅に。

ちなみにYCDTOSAの3に入っているKingKong('82年のものと合成)は
襲われる数分前のもの。
テープが途中で終わってしまったとのこと。


1972年のほとんどは車椅子で、
主にGrandWazoo、Waka/Jawakaの制作、
秋からTheGrandWazoo、ThePetitWazooのツアーがありますが
YCDTOSAシリーズには未収録です

YCDTOSA6のブックレットにはファーザー・オブリヴィオンは1972年表記に
なっていますがバンドメンバーがPetitWazooのメンツとかなり違うので
多分1973年の間違いかと思います


●The Mothers Of Invention 1973
 73年バンド
FZ
ジャン・リュック・ポンティ violin
ジョージ・デュークkeyboards, vocals
サル・マーキー trumpet, vocals
イアン・アンダーウッド alto sax
ブルース・ファウラー trombone
ルース・アンダーウッド percussion
トム・ファウラー bass
ラルフ・ハンフリー drums

1970年マザーズにいたジョージ・デュークが再び加入、
サル・マーキーは秋からのツアーには不参加

1973-02small.jpg

このバンドも収録はあんまりなく
先のファーザー・オブリヴィオンとモンタナくらいです


●12月、ロキシー公演のバンド
FZ
ナポレオン・マーフィー・ブロック tenor sax, vocals
ジョージ・デューク keyboards, vocals
ブルース・ファウラー trombone
ルース・アンダーウッド percussion
トム・ファウラー bass
ラルフ・ハンフリー drums
チェスター・トンプソン drums

73-appo'.jpg

・Zappaバンドの中でも人気のボーカリスト、ナポレオン・マーフィー・ブロックの加入。

ian.jpg
・アンクルミートからZappaを支えてきたイアン・アンダーウッドが
バンドを去ります

1974年前半 The Mothers Of Invention
FZ
ナポレオン・マーフィー・ブロック tenor sax, vocals
ジョージ・デューク keyboards, vocals
ブルース・ファウラー trombone
ルース・アンダーウッド percussion
トム・ファウラー bass
ラルフ・ハンフリー drums
ジェフ・シモンズ guitar, vocals
チェスター・トンプソン drums

ウォルト・ファウラー trumpet
ドン・プレストン keyboards

・ジェフ・シモンズは1970年マザーズの頃にベースを
弾いていたジェフです ほんの少しの間ですがカムバック。

1974年前半はYCDTOSAの収録無し


1974年後半のThe Mothers Of Invention
FZ

napy.jpg
ナポレオン・マーフィー・ブロック tenor sax, vocals

duke.jpg
ジョージ・デューク keyboards, vocals

ruth.jpg
ルース・アンダーウッド percussion

tom.jpg
トム・ファウラー bass

chester.jpg
チェスター・トンプソン drums

74-mothers-small.jpg
YCDTOSA Vol.2はこのバンドのヘルシンキでの公演が
丸々一本収録されています。

アルバム「One size fits all」のインカローズのギターソロは
ここで演奏されたもの。

Vol.2以外では1にルーシー・ルーシー(ルイルイ)、バベット、
4に「俺の髭の臭いをかいでみな」、アホアホファンキーナンバー、「鼻クソマン」を収録。


1975年Zappa/Beefheart/Mothers
FZ
キャプテン・ビーフハート harp, vocals, 買物袋
デニー・ウォーリー g, vocals
ジョージ・デューク keyboards, vocals
ナポレオン・マーフィー・ブロックsax, vocals
ブルース・ファウラー trombone
トム・ファウラーbass
テリー・ボッジオdrums

1975年の春は旧友キャプテン・ビーフハートを迎えてのツアー。
しかし残念ながら音源はYCDTOSA4に収録のThe Torture Never Stopsのみ。

1975年の後半もツアーに明け暮れますがYCDTOSAの収録はなし。
 

1976年 The Mothers Of Invention
FZ
ナポレオン vo,sax
テリー・ボジオdrums
アンドレ・ルイスkeyboards
ロイ・エストラーダbass
このバンドは日本にも来ました!

YCDTOSAには3に Hands With A Hammer、Zoot Alluresが収録。
Zootの最初の部分は大阪厚生年金会館でのテイクです!


1976年秋のバンド。「The Mothers Of Invention」を
名乗らなくなりました
Zappa Band
FZ
レイ・ホワイト g, vocals
ビアンカ keyboards, vocals 後に脱退
エディ・ジョブスン keyboards, violin
パトリック・オ・ハーン bass
テリー・ボッジオ drums

ビアンカがいます
76-philly-76.jpg
(左後ろからレイ・ホワイト、オ・ハーン、ビアンカ、ジョブスン、テリー 前FZ)
ニューアルバム(というのも変だが) アルバムPhilly'76のバンドです。
YCDTOSAには6に「ガソリンスタンドなんて辞めちまいな」が収録。




1976年12月のZappa Band
雷舞イン・ニューヨーク」と同じ、パラディアムでの
コンサート用の特別編成バンドです。 

FZ
レイ・ホワイト g, vocals
エディ・ジョブスンkeyboards, violin
ランディー・ブレッカーtrumpet
マイケル・ブレッカーtenor sax
トム・マーロンtrombone
ルース・アンダーウッドpercussion 一時的に復帰
ロニー・キューバーbaritone sax
ルー・マリーニalto sax
デイブ・サミュエルズpercussion
パトリック・オハーンbass
テリー・ボジオdrums, vocals

Black NapkinsがYCDTOSA6にかな〜り短く編集され収録。 


1977年初頭は再び少人数編成でツアー
(YCDTOSAの収録はなし)

1977年秋のZappa Band
FZ
エイドリアン・ブリューg, vocals
トミー・マーズkeyboards, vocals
ピーター・ウルフkeyboards
エド・マンpercussion, vocals
パトリック・オハーンbass, vocals
テリー・ボジオdrums, vocals

映画Baby Snakesでおなじみのバンド。
YCDTOSAにはプードル・レクチャーやTryin' To Grow A Chinが
収録
このバンドは1978年の頭まで続く。
その後秋までツアーはなし



1978年のZappa Band
FZ
アイク・ウィリスg, vocals10月まで在籍
デニー・ウォーリーg, vocals
トミー・マーズkeyboards
ピーター・ウルフkeyboards
エド・マンpercussion
パトリック・オハーンbass 途中復帰
アーサー・バロウbass
ツインベース!
ビニー・カリウタdrums

Pound For A Brown Solos、
マニーのTake Your Clothes Off When You Dance、
シャンカールとの競作ThirteenなどがYCDTOSAに収録。

1979-small.jpg




1979年冬から春のZappa Band

FZ
復帰しましたアイク・ウィリスg, vocals
デニー・ウォーリーg, vocals
ウォーレン・クウクルーロg
トミー・マーズkeyboards
ピーター・ウルフkeyboards
エド・マンpercussion
アーサー・バロウbass
ビニー・カリウタdrums

・大のZappaファンだったウォーレン・クウクルーロが加入

このバンドは数多く収録されています
主なところでは
Don't Eat The Yellow Snowからのアポストロフィーメドレー、
(YCDTOSA1庭が欲しい人の飛び入りアリ)

秋は主にレコーディング


1980年のZappa Band

FZ
アイク・ウィリスg, vocals
再びレイ・ホワイトg, vocals
トミー・マーズkeyboards
アーサー・バロウbass
デイヴィッド・ロッジマンdrums

YCDTOSA
ニューヨーク、マッドクラブでのLove Of My Life、
コブシのよくまわるYou Didn't Try To Call Meが収録


1980年秋からのZappa Band

FZ
アイク・ウィリスg, vocals
レイ・ホワイトg, vocals
スティーブ・ヴァイg
トミー・マーズkeyboards
ボブ・ハリスkeyboards, trumpet, vo.
アーサー・バロウbass
ビニーカリウタdrums

最初は採譜係として雇われたスティーブ・ヴァイが
初めてツアーに参加.
ちなみにボブ・ハリスは1971年のマザーズに居た
ボブ・ハリスとは同姓同名の別人。

I'm So Cute、Ms Pinky、Magic Fingersや
「パンティ嗅ぎフェスティバル」、
曲というより喘ぎ声の「オハイオ皇帝」などが収録
1980_Zappa-small.jpg


1981年のZappa Band
秋からのツアーのみ。
アルバムYou are what you isのメドレーがYCDTOSA3に。

1981-zappa-band-vai1981.jpg


FZ
アイク・ウィリスg, vocals
レイ・ホワイトg, vocals
スティーブ・ヴァイg
トミー・マーズ keyboards
ボビー・マーチン keyboards, sax, vocals
エド・マンpercussion
スコット・チュニスbass
チャド・ワッカーマンdrums


1982年のZappa Band
メンバーは引き続き上と同じ。

5月からのヨーロッパでの災難ツアー

YCDTOSA3のCocaine Decisions(前半部分は1984年のテイクと合成)の後半では
観客が暴れ始め、催涙ガス弾が打ち込まれている音が聞こえます。
(ユリイカのZappa特集の年表によるとこのシシリー島でのショーの間に警官と
観客が銃撃戦を始めて3人が死亡。とのこと・・・) 

この他でもステージに物が投げ込まれる、大雨で3曲でコンサート中止など各地でトラブルにまみれたようです

YCDTOSA5のdisc2は全て1982年スイス、ジュネーブでのライブ。
一曲目のMammy Anthemから(これだけYCDTOSA1収録)最高にカッコよいんですが、
ここでも先のシシリー島でのライブほどでもないけど
トラブルが発生しまして、ステージに物が投げ込まれ続けていたようです。

演奏だけ聴いてると全くそんな悪い空気など感じさせない
のだが。。。

What's New In Baltimore?のギターソロなんてもう素敵。 なのだが。。

最後は「客電つけてくれ ショーは終わりだ」でCDは終わってしまう。
なんとも後味の悪いアルバムだ。

しつこいけど 演奏は凄いんだが・・・。



1983年はツアーなし


1984年のZappaBand

FZ
ナポレオン・マーフィー・ブロックsax, vo.
アイク・ウィリスg,vo.
レイ・ホワイトg,vo.
ボビー・マーチンkeyboards, vo
アラン・ザボッドkeyboards
スコット・テュニスbass
チャド・ワッカーマンdrums

1974年(-1976)バンドの人気ボーカリスト、ナポレオン復帰
しかしドラッグでやられた頭は正確な演奏とマッチせず
ザッパに「荷物をまとめて帰りな」と言われるまで2週間しかステージに立たなかった

ってなんかせつない。

(´-`).。oO( だけどナポレオンはZPZで復活だ。)

The Closer You Are、Johnny Darling、No, No Cherry
The Man From Utopiaなどの楽しいドゥーワップ・メドレー
YCDTOSA4に収録。

YCDTOSA3にはJoe's Garage,Why Does It Hurt When I Pee?収録。

他にも
Chana In De Bushwop、
In France、La Marseillaiseの使い方はこちらの方がスマート
Ride My Face To Chicago、
Lucille Has Messed My Mind Up、
Let's Move To Cleveland、
などなどこのツアーからも沢山収録されております。
アルバムDoes Humor Belong In Music?もこのツアーから。



そして最後のツアーバンド、1988年ZappaBand
このバンドは大所帯です

FZ
アイク・ウィリスg,vo.
マイク・ケネリーg/synth.vo.
ボビー・マーチンkeyboards,vo.
エド・マンpercussion
ウォルト・ファウラーtrumpet
ブルース・ファウラーtrombone
ポール・カーマンalto sax
アルバート・ウィングtenor sax
Kurt McGettrickあー読めないbaritone sax
スコット・テュニスbass
チャド・ワッカーマンdrums

YCDTOSAシリーズには10曲も収録されてませんが、
以下のアルバムにどっさり振り分けて収録されてます。
3つともソースは88年バンドから!
・Broadway The Hard Way
・Make A Jazz Noise Here (2CD)
・The Best Band You Never Heard In Your Life(2CD)
3つのライブアルバム、内2つは2枚組。
長期に渡るリハーサルを行っていたために
レパートリーの幅は過去最高の曲数です。
YCDTOSAシリーズと共に是非是非どうぞ


アメリカ〜欧州ツアーを終え再びアメリカをツアーする前に
メンバー間の不仲が原因で空中分解して解散。

ザッパにとって最後のツアーは途中で終わってしまいました。



これにてYou Can't Do That On Stage Anymoreサンプラーの回はおしまいです











posted by ゲイル(偽者) at 05:43| Comment(0) | 番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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